ストックフォトサービス「PIXTA」などを運営するピクスタは10月18日、新たに芸術家支援プラットフォーム「mecelo(メセロ)」を開始すると発表した。芸術家が、継続的な創作活動を実現するために、想いや作品に共感した複数人の個人(パートナー)から、毎月少額の支援を受けられるプラットフォームサービスだ。
寄付とは異なり、パートナーは好きな芸術家の創作活動を「少額の支援金」という形で支え、見返りとして芸術家が制作したポストカードなどのちょっとした制作物などが得られる。また、芸術家との深いつながり(交流)だけでなく、「自分が芸術家を支えるパートナーである」という自己実現と「アート体験を共に作り上げる感動」を手に入れられることが特徴だという。
芸術家は同サービスを通じて、自分の創作活動を支援してくれるパートナーを募り、月々の支援金が受け取れるほか、作品販売の機会や集まったパートナーたちとのコミュニティ形成の場が得られる。
今後は、アート市場の中心である海外展開も視野に機能を充実させる予定。また具体的な構想として、将来的には芸術家への仕事依頼やパートナー活動の可視化(活動内容に応じた優遇またはランク制度など)、芸術家とパートナーのクローズドなコミュニケーション、企業による金銭以外の支援(創作に必要な道具や場所の提供など)に対応するという。
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